こんにちは、森です。
みなさんは情報アーキテクチャ(IA)という言葉をご存知ですか?
僕がアジケに入社してからこの5月で1年になりましたが、この1年間で様々なサイトの制作にディレクターとして携わるうち、サイトの情報アーキテクチャ(IA)設計の重要性を感じるようになりました。
僕自身、情報アーキテクチャについて勉強中ではありますが、今回は情報アーキテクチャについて概要をまとめてみようと思います。
■情報アーキテクチャ(IA)って何?
-ワイヤーフレームとは違う
ワイヤーフレームはページの機能や要素をまとめたものです。情報アーキテクチャだけではなく、システム設計、グラフィックデザイン、コンテンツ企画といった様々なものを集約させたものであり、情報アーキテクチャはワイヤーフレームの中の一部にすぎません。
-情報アーキテクチャは「情報をわかりやすくする技術」
Wikipediaの「情報アーキテクチャ」の項では以下のように説明されています。
知識やデータの組織化を意味し、「情報をわかりやすく伝え」「受け手が情報を探しやすくする」ための表現技術である。
-ユーザーと情報をつなぐ技術であり「思いやり」
情報アーキテクチャをもっとわかりやすい言葉で説明すると、「情報のつなぎ方のデザイン」です。
ユーザーにわかりやすいようするには、どのようにユーザーと情報つなげばよいのだろうか–
こういった、情報をわかりやすくするための「思いやり」こそが情報アーキテクチャなのです。
■なぜ、情報アーキテクチャが必要なの?
Webサイトではクリック一つでどんなページにでもリンクすることができます。
こういった自由さがWebサイトの持つ便利さの元なのですが、一方で自由さが混乱の元にもなり得ます。
Webページでは、前にいたページがわからなくなってしまい、検索しなおしたり、トップページに戻って探しなおすということがあります。しかし、本であればページを前にめくるだけで済みます。
情報を自由につなげることができるWeb上では、その自由さゆえにつなぎ方をきちんと設計することが必要なのです。
■情報アーキテクチャ設計で実現できること
では情報アーキテクチャにはどんな効果があるのでしょうか。
Webサイトでの情報アーキテクチャの役割は以下の3つです。
1.ユーザーが情報を探し、活用できるようになる
たくさんの情報の中から、ほしい情報にアクセスできる。
サイトを学習できる。
2.サイトの運営者が、自分の意図通りに情報を提示できる
意図しているメッセージ・コンテンツなどを適切に伝えられる。
ユーザーに正しく見つけてもらえる。
3.情報の変化、増減によるクオリティ低下を防ぐ
情報の追加・更新があっても設計が破綻しない。
■Webサイトの情報アーキテクチャ設計
それではWebサイトのアーキテクチャ設計を行う場合、どのように進めれば良いのでしょうか。
まず、情報アーキテクチャ設計の前にどういったコンセプトで設計を行うのか、コンセプトの定義が必要です。
そして、コンセプト定義のために、調査や分析を行い、戦略立案を行う必要があります。
1.調査/分析・戦略
-ユーザーを知る
調査⇒分析⇒モデル化⇒コンテンツ企画
ユーザーの実態を知るために調査・分析を行い、その結果に基づいて、ユーザーをモデル化します。
-コンテンツを知る
・既存コンテンツのリストアップ
・追加・更新されるコンテンツの把握
・情報の分類
・情報間の関係の整理
サイトで扱う情報を整理し、正しく理解します。
-コンテキスト(文脈)を知る
Webサイトを設計する上ではいろいろな前提条件を考慮する必要があります。
この前提条件を整理し、プロジェクトの目的や解決すべき課題を明示化します。
2.コンセプト定義
ユーザーにどういった道筋でどのような体験・経験を与えるのかを定義します。
3.情報アーキテクチャ設計
-サイトストラクチャ定義(分類/情報構造)
サイト内でのユーザー動線、情報の分類方法、ページのタイプ、コンテンツ量などを決め、サイトの全体像を描きます。
-ナビゲーション定義(情報のつながり)
どのようなナビゲーションで各ページをどのようにつなぐのか、ルールを決めていきます。
-ラベル定義(ボタンやアイコンの名称/用語)
ユーザーの状況、リテラシーや知識に合わせて、わかりやすいようにメニューやボタンの文言を決めます。
4.画面設計
情報アーキテクチャ設計だけでなく、グラフィックデザインやインターフェースデザインを考慮しながら、画面の設計を行います。ワイヤーフレームはこの段階での成果物のひとつとなります。
すこし駆け足でしたが、いかがでしたでしょうか。本当に概要だけだったので、今後、詳細についてまとめていきたいと思います。
最後に、参考にさせていただいた書籍やサイトです

