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【UX dub Vol.1 イベントレポート】UX/UIデザインの現場、最前線


UXデザインに縁のある方々が、会社の垣根を越えて集まる知識と人脈の交流の場、UX dub。
その第1回目が、2017年6月22日(木)19:00〜、渋谷のThe Rootsにて開催されました。

初めての試みとなる第一回目は、「UX/UIデザインの現場、最前線〜」をテーマに、なかなか一堂に会することのないUX/UIデザインファームの経営者、クリエイターあわせて5名の方にライトニングトークをしていただきました。今回は、当日のスライドと共に、その様子をレポートします。

イベントスタート

前日は大荒れの天気でしたが、イベント当日はたくさんの方にお越しいただきました。

当日は開催までの時間と懇親会中に流す予定だったスライドがあったのですが、うまく流すことができず。登壇者のプロフィール、スピンアウト企画の座談会コンテンツをご紹介しています。

 

オープニング

まず、主宰の神田(アジケ CCO 取締役)がイベントの概要についてお話。

UX dubの名前の由来は、UXを活用し、サイトやサービスをより良くすることや、クリエイターが集まって一つのサービスを(リ)メイクすることをイメージして付けたタイトルです。
また、弊社では創業以来社内でレゲエやdubが流れておりますので「アジケらしいネーミング」として採用に至ったという経緯があります。

 

ライトニングトーク

続いてはメインコンテンツの株式会社オハコ 菊地涼太さん、株式会社ARCHECO 熊澤宏起さん、株式会社スタンダード 鈴木健一さん、株式会社ベイジ 荒砂智之さん、株式会社アジケ 梅本周作によるライトニングトークを簡単にご紹介します。

 

株式会社オハコ 菊地涼太さん
「サービス開発・実装まで担当できるUIデザインカンパニーが大切しているポイント」

チームでのコミュニケーションに頭を抱えることは多々あるはず。サービス開発、実装まで担当されるオハコさんでは、「コミュニケーションマネージメント」を大切にされているそうです。

その中で、①共通言語の醸成、②各職種の基本理解に取り組まれているとか。「何かあったら聞いてね」というコミュニケーション方法ではコミュニケーションが生まれることは少なく、「ディスカッションの場があってこそ、コミュニケーションをはかれる風土が醸成される」という一言が印象的でした。

オハコさんで取り組まれていること、是非以下のスライドをご参考にしてみてください。

 

株式会社ARCHECO 熊澤宏起さん
「UXチームは独立部隊であれ」

インパクトのある、「UXチームは独立部隊であれ」というフレーズ。アルチェコさんが考える、UXチームが独立部隊であるべき理由についてお話されました。

「職人文化」と「ソフトウェア」、「お客様は神様文化」と「利益追求型」。これらを比較すると、違いがあることがわかります。違いがあるからこそ、成功への鍵となるのは「企業とユーザーの架け橋となる存在」だそうです。
そこで架け橋となるのが、プロダクトマネージャーとUXデザイナー。プロダクトマネージャーは生産/製造者の代表として、UXデザイナーはユーザーの声代表として存在すると。

UXチームは独立した部隊であることが求められ」、「プロダクトマネージャーと共創するモノづくりの座組が今後求められる」という言葉で締めくくられていました。

 

株式会社スタンダード 鈴木健一さん
「受託会社はスタートアップのベストパートナーたりえるか?」

スタンダードさんでは、クライアントのパートナーとしてデザインに関わることが増えてきているそうです。

それではデザイン会社はスタートアップのベストパートナーにたりえるのでしょうか。この難問に対して、「2つの視点と2つの問い」を立ててお話されました。スタートアップ側にとって「デザイン会社と組むことがベストなのか?」というと、何を求めているのかによると。「組織のあるべき姿から逆算し、外部化するか内部に持つか」を考えてはどうかという解に至りました。

一方、デザイナー(デザイン会社側)の視点に立つと、デザイナーにとって、「デザイン会社で働くことがベストであるか」という問いを立てられていました。その答えは、「唯一の解はない」ということ。「自分がどうしたいか」を「自分で決めているか」がポイントのようです。

ここでは簡単にまとめてしまいましたが、99ページに及ぶスライドに、豊富なヒントが詰まっています。

 

株式会社ベイジ 荒砂智之さん
「どのようにパートナーをリードしてUIに落としていくか」

「提案したデザインになかなか納得してもらえない」という経験があるのではないでしょうか。

ベイジさんでは初回のデザイン提案の90%以上でOKがでるそうです。「デザイン提案時に加えて、全体のプロセスにおいて納得してもらいやすい関係性を築いておく必要がある」とか。

そこで今回は次の4点、①良好な関係性を築きやすい顧客を選んでいるか②顧客が安心できる進行を心がけているか③論理的なデザイン提案を行っているか④専門家としてリーダーシップを発揮しているか、を主にお話されました。

実務においてすぐにいかせそうな具体的なポイントが数々ありました。

 

株式会社アジケ 梅本周作
「UXデザインは儲かるのか?」

最後は弊社アジケ代表の梅本。
「UXは儲かるのか?」を考えるとき、「UXデザインを導入する企業」と「UXデザインをサービスとし提供する企業」の2つの主体を考えられますが、今回は後者のお話。結論から言うと、UXデザインは「儲かる」と思っており、CEOとしては「儲けなければいけない」と思っている、と。

その理由は、通常のサイト制作とは異なり、戦略のフェーズからコミットできる人が「UXデザイナー」であるからだとか。そして最後はこんなメッセージで終えました。

「UXデザインは一時的なブームにするのではなく、ユーザーに価値を届けて、その価値を極大化させていく。そんな循環をつくれる人材が増えることが「UXデザイン」を一過性のキーワードにしないことだと思います。皆さん、一緒にプロダクトと市場をつくっていきましょう。」

 

懇親会

懇親会には、雰囲気に合わせてハートランドのビールと、自然栽培・有機栽培のみで化学調味料を使わないというこだわりの詰まったフードケータリング「MOMOE」さんのお料理をご用意しました。

登壇者の方々も緊張が解け、笑顔が見られました。素敵な会場とお料理に、会話が弾みます。

最後に

アジケ初の主催イベントでしたが、楽しんでいただけたでしょうか。アジケらしい「味気あるイベントを」ということで、数ヶ月間チームメンバーで計画・準備を進めて来ました。アンケートでは8割以上の方にご満足いただき、ほとんどの方に「次回も参加したい」とお答えいただきました。

最後になりましたが、今回は非常に多くの方々にご協力いただき、無事開催することができました。登壇者の方々を始め、会場を快くお貸しいただいたコロプラネクストの中島さん、アジケのオフィスが入居している平野酒屋さん、そしてお忙しい中、ご参加いただいた参加者のみなさま。

この場をお借りして、感謝申し上げます。

今後は、UX dubを定期的に開催する予定ですので、今後にご期待ください。

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